SEOで最適なキーワード比率とは?仕組みから解説

  • 2019年11月27日
  • 2020年9月1日
  • SEO
SEO SEOライティング

SEOの文字数についてネットで調べると、「文字数は多いほうがいい」とか「長文がいい」「4000文字がいい」「文字数は多ければ多いほどいい」など、いろんな人が様々な意見を述べています。

これらの意見は正しいのでしょうか?そして、SEOライティングにおいて文字数はどんな影響を与えるのでしょうか?

ここでは、SEOライティングの文字数に関して、日々仕事でSEOを行っている私がGoogleのアルゴリズムなどを踏まえながら解説します。

はたして、SEOでは文字数が多いほどよいという説は正しいのか、Googleはどのように検索結果で順位付けをしているのか、SEOライティングで上位表示するには何を重視すればいいのか、を説明します。

SEOでは文字数が多いほど良い?

SEOライティングで文字数
「SEO 文字数」とか「SEO ライティング」と検索をすると、SEOで上位表示するには文字数が多ければ多いほど良い、と書いている記事をよく見かけます。

私は仕事でSEOを行っていますが、こういった記事に対してとても違和感を感じています。というのも、これはとても的外れな意見ですし、ちょっと考えれば間違っていることがわかることだからです。

間違いである理由

SEOでは文字数が多いほど上位表示しやすいというのが正しければ、検索結果において上位表示されているサイトはすべて文字数が多いものになるはずですよね。

ですが、実際の検索結果はそんなことがありません。文字数が少なくても上位表示しているサイトはたくさんありますし、文字数が多いけれど順位が悪いものもあります。

つまり、SEOで上位表示するためには文字数が多くなければならない、という説は間違いなのです。

最適な文字数が重要

では、SEOで文字数は全く関係ないのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。SEOでは、文字数(というか内容の濃さ)も評価対象と考えられます。

ただ、文字数が多いか少ないかではなく、あくまで「最適な」文字数が重要なのです。

そのSEOに最適な文字数を求めるには、Googleがページをどのような仕組みで評価して検索結果を決めているかを知ることでわかります。





Googleのページ理解の仕組み

Google

SEOにおけるGoogleの評価方法を知ることで、どのように文字数を考えればいいかがわかってきます。

Googleはテキスト内容をチェックしている

GoogleはどのようにWEBサイトの評価をし、順位付けをしているのでしょうか?

Googleには、インターネット上のWEBサイトをチェックするクローラーロボットというものがあります。そのロボットが、ネット上のWEBサイトのHTMLファイルやPHPファイルなどをチェックしていきます。

ファイルに書かれているのは、WEBサイトに表示されているテキストやWEBサイトを表示するためのHTMLです。

このテキストとHTMLの内容をGoogleはチェックします。HTMLとはあくまでページの体裁を整えるものなので、要はテキストによってページ内に書かれている内容を判断しています。

Googleは文章を理解している?

では、Googleはテキストで書かれている内容をどのように理解しているのでしょうか?

人間のように文章を読んで、文の意味を理解しているのでしょうか?Googleのロボットは、人間のように文章を読んで理解するまではできません。

ただし、GoogleはAIの導入によって文章の意味を理解できるような仕組みを作ろうとしています。以下のサイトの解説によると、「BERT」という自然言語処理技術をGoogleは取り入れており、それは検索だけでなくコンテンツ理解にも活用されている、ということが述べられています。

まだ英語でしか利用されていませんが、GoogleのロボットはWEBサイトを訪れた時にコンテンツの文章の意味を理解できるようになる可能性があります。ですが、まだ導入されているわけではありません。

参考:Google検索でのBERTはクエリ解釈だけではなくコンテンツ理解にも使われる|海外SEO情報ブログ

では、どのようにGoogleはそのページに書かれていることを理解しているのでしょうか?

Googleの順位付けの仕組み

Googleはキーワード比率を見ている

文字数 SEO
Googleはページの評価をする際に、文章を単語に分割してデータベースに保存します。そのデータをもとに、ページに書かれている内容を理解します。

それと同時に、文中のあらゆるキーワードの割合をチェックします。要は、キーワードの種類、キーワード比率をみて、ページに書かれている内容を理解しているのです。

このキーワードは共起語と呼ばれるのですが、ここでは説明しません。下記の記事で解説しているので読んでみてください。

つまり、どのようなキーワードがどれくらいの割合で入っているかで、「このページはどういう内容のページなのか」を把握しているのです。Googleほどになると、ビッグデータがあるのでこんなことが可能なのですね。

大事なのは、文字数ではないということがわかるのです。

どんなキーワード比率が評価される?

SEO データ
では、Googleはどのような比率のページの評価を高くするのでしょうか?

よくメインキーワードが3%ないといけない、いや5%だ、みたいなことが言われます。

どのキーワード比率が最も評価されるのでしょうか?

評価されるキーワード比率は?

Googleは最適なキーワード比率を作っていると見られます。

多くのサイトを元にして、ある検索に対しての最適なキーワード比率を出しています。でなければ順位をつけることは難しいはずなのです。

「この検索キーワードに対しての答えは、このようなワードの比率がベストだな」というように、Googleはそれぞれのワードごとに最適なキーワード比率を出しているのです。





文字数よりも比率

上位表示したい場合には文字数に注目するのではなく、キーワード比率に着目することでその可能性が高まります。

Googleが検索キーワードごとに導きだした必要十分なキーワードで説明をすることが重要なのです。もちろん、ここには共起後の比率も含まれます。

多くの要素によって検索順位というのは決まっているので、このキーワードの比率がよいから上位に表示されるというわけではありません。

しかし、なるべくその割合をGoogleが求めるものに調整することで、成果を出せる可能性は高まります。私はこれで成果を出しているので、試してみる価値はあると思います。

キーワードの比率を調べるには上位表示サイトなどを調べることになりますが、その方法は以下の記事で解説しています。

SEOに最適な文字数がある

ここまで、検索結果でGoogleから評価されるには最適なキーワード比率にすべき、ということを説明してきました。

文字数も重要

しかし、キーワード比率を考えるときには文字数も重要になってきます。

キーワード比率というのは、「キーワードの数÷全体の文字数・単語数」で求められるからです。

全体の文字数が多ければ大きいほど、狙っているキーワードの比率は小さくなります。だからこそ、全体の文字数も重要なのです。

最適な文字数の見つけ方

最適な文字数は、ユーザーニーズを考えることで導き出されます。

例えば、ユーザーの「折り鶴とは」という検索キーワードに対しての回答としては、折り鶴の歴史や発祥、折り鶴を渡す意味、折り鶴の折り方など、詳しい説明が必要になり、文字数もたくさん必要になります。

ところが、「折り鶴の折り方」という検索に対してであればどうでしょう。少ない文字数で説明ができると思います。

このように、ユーザーのニーズによって最適な文字数は決まってくるのです。

逆に、説明するのに必要以上に書きすぎているコンテンツは、無駄な説明が多いので評価を下げられることになります。

Googleとしては、文字数が多すぎるコンテンツは、検索順位を上げるためにキーワードを詰め込んでいると判断して順位を下げる可能性もあります。

SEOには検索ワードごとに最適な文字数がある

SEO

説明してきたように、SEOで上位表示するにはそのキーワードごとに最適な文字数というのがあります。

世の中にたくさんある、「とにかく文字数を増やすべし!」「文字数は最低これくらいは必要」みたいな意見に惑わされないようにしましょう。

ユーザーが求めているものに対する回答を見つけるために、推敲に推敲を重ねていけば、Googleとユーザーともに評価する文字数に自然となると思います。

文字数にとらわれることなく、価値のある記事を書くようにしましょう。

SEOで上位表示するための記事チェックの方法は、以下の記事で解説していますので参考にしてください。

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