【超初心者向け】ライティングのコツを解説!

みなさんはライティングに苦手意識がありませんか?ライティングには正解がないので、コツがわからないし、自分の書き方が合っているか初心者の人は特に不安だと思います。

私も全くライティングをしたことがなかったので、ライティングを始めた当初は、一文書いては消しというのを繰り返していました。

ですが、色んな本を読んで勉強したり、実際にたくさんの文章を書いていくことで、コツを掴め、ある程度ちゃんとした文章を書けるようになったと思っています。

ここでは、色んなライティング本を読み、比較サイトの編集者やWEBサイトの制作でコンテンツライティングの仕事をしてきた私が、初心者の人でも簡単に真似ができるライティングの基礎的なルールと、読者に読ませるためのテクニック、コツを解説します。

これを心掛けるだけで大きくコンテンツライティングが変わりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

ライティングのコツ:準備編

ライティングを始めるときには、いきなり書き出すのでなく準備が必要です。

この準備をしておくことで、書き始めてからスムーズに書き進めることができますし、より読者の心を動かす文章をかけるようになります。特に初心者の人はしっかりと準備した方がいいです。

ここでは、ライティングの準備におけるコツを説明します。

ペルソナを考える

ライティングの目的は捉えなおす

文章を書く目的というのは、「読者を行動させること」といってもよいです。

商品を買ってもらう、情報を活用してもらう、楽しんでもらうなど、様々な行動を読者にしてもらうことが目的ですよね。

読者を行動させるためには、まずは感情を動かさなくてはなりません。人は感情で動くので、文章でも感情を動かさないと行動してもらうことはできないのです。

ペルソナ

感情を動かすには、読者のことを理解しなくてはなりません。その人が何に興味を持っているか、何に悩んでいるかを知らなくてはならないのです。それに有効なのが、「ペルソナ」です。

ペルソナとは、その文章で狙う最もターゲットに近い人物像です。この人の悩みや求めるもの、生活スタイルなどを考えて、その人に向けてライティングをすることで、読んだ人は「私のことだ」「その悩みあるある」と共感してくれ、感情を動かすことが可能になるのです。

例えば、40代男性の悩みとしては、薄毛や内科系の病気の心配、子育てのためのお金、キャリアなどが典型的な悩みです。

さらにどのような家族構成で、趣味は何で、どのような性格かというのを考えることで、深い悩みや興味を刺激する文章が書けるようになります。

構成を考える

ペルソナを考えた後には、その人に伝えたい内容を最も理解してもらえる構成を考えます。

これはペルソナによって変わってきますので、そのペルソナに合わせて構成を作るのがコツです。

構成では、ペルソナが最も興味を持っている情報を詳しく説明したり、関連する事柄についても紹介するという構成も大事です。

例えば、20代女性に化粧水を紹介するような記事であれば、そのベネフィットや効果を詳しく説明するとともに、シミの予防にその化粧水が効果的かなどを解説するのもよいでしょう。

また、女性は口コミなどに影響を受けやすいので、使用した人の声などをいれるのも効果のあるコツでしょう。

一方、同じ商品を30代男性に紹介するのであれば、男性は機能性やスペックに影響されやすいので、成分や指標、日焼け止め効果などをアピールするのもよいでしょう。

このように、ペルソナによってベストな構成というのは変わってくるのです。





見出しを考える

初心者がライティングの構成を考えるときには、見出しを先に作るのがおすすめのコツです。

ベテランのライターさんになると、見出しを先に書かずともベストな構成を作ることができますが、初心者がいきなりそれをやるのは難しいと思います。

ライティングを開始する前に、全体の見出しを作るようにしましょう。導入の見出しから、最も伝えたい部分の見出し、転換の見出しなど、初めに見出しを考えることで全体を通しての構成を簡単に作ることができます。

この見出しを作っておくことで、「ここではこの内容を説明する」「ここで転換」など、全体を俯瞰で見ることができます

それによって、書き漏らしを防ぐことができますし、ひとつの段落で言いたいことというのを絞ることができますので、あれもこれも結論なく書くのを防ぐこともできるのです。

見出しを書く時のポイントは、以下の記事で書いていますので参考にしてください。

ライティングのコツ:ルール編

ライティングの準備が終わったら、実際に書いていくことになります。

ライティングには、出版社やライティングの学校などでも推奨されているルールがあります。ここでは、その基礎的なライティングのルールをいくつか紹介します。

このルールに従うことで、読みやすく論理的な文章が書けるので、読者に行動してもらうという目的を達成しやすくなります。

1文は短く

多くの初心者がやりがちなのですが、1文が長いと恐ろしく文章が読みづらいです。まず、下の例を見てみてください。

昨日は、ライティングを学ぼうと思ったので、本屋さんで本を買おうと考えていたのですが、友人から電話で飲みの誘いがあったので、そちらに顔を出してみたところあまりにも楽しい飲み会だったので、結局その日は深夜に帰ることになってしまいライティングの勉強ができませんでした。

このように、「ので」や「ですが」でつなげるのは、多くの人がついやってしまう書き方です。上の文章はとても読みにくいと感じると思います。

途中で混乱してくるような気がしませんか?ですが、これを以下のように変えるとどうでしょう。

昨日はライティングを学ぼうと思い、本屋さんで本を買おうと考えました。

ですが、友人から飲みの誘いがあったので、そちらに顔を出しました。

その飲み会があまりにも楽しく、結局その日は深夜に帰ることになりました。

だからライティングの勉強ができませんでした。

どうでしょう?一文が終わってから次の文が始まるので、ずいぶん理解しやすくなったと思います。

このように、一文を短くして一つの話を終わらせてから次の話を始めることで、読者を混乱させずにすいすいと読んでもらうことができるのです。

また、話のテンポやリズムを作るという効果もあります。

WEBサイトの記事の場合には、読者は文章が長いというだけで、そのサイトを離脱する可能性が高まります。

なるべく文章は簡潔に短く区切るのが、読んでもらうためのコツなのです

接続詞を使いすぎない

みなさんは、小学校や中学校の時に「しかし」や「そして」、「さらに」、「また」のような接続詞の使い方をみっちり教わったのではないでしょうか?

その名残りもあってか、多くの人が接続詞をたくさん入れます。多いものだと、ひとつの文章につき1つの接続詞を入れているような人もいます。

接続詞が入ると、読んでいる途中で一旦止まらなくてはいけません。その分、文章が冗長になり、リズムよくスラスラと読めないのです。

接続詞というのはそんなに使わなくても、文章というのは成り立ちます。もちろん、話の転換があるような場合には、「ところで」や「しかし」を使わなくては文章がおかしな場合もありますが、たいていの接続詞はなくても十分意味が通るのです。

現に、上の文章で使っている接続詞は「もちろん」だけですが、十分意味の通じる文章になっていると思います。いかがでしょうか?

文頭と文末の関係をつなげる

これも多くの初心者がやりがちなのですが、文頭と文末で意味がつながらないことがあります。例えば、以下のような例です。

この研究は、読者の行動が文章による影響を受けているということを解明するために、実際に読者を追跡するという方式のテストを行った。

この例では、「この研究は」で始まっているので、「テストを行った」ではなく「テストで行われた」などにするのが正しいといえます。この原因は、主語と述語のずれによって起こっています

文章の途中で新しい主語と述語が出てくるときには、文末は元の主語に対しての言葉で締めましょう。

そして、この文頭と文末のずれを防ぐ一番のコツは、ライティングが終わったら、一度書いた文章を読み直してみることです。

ずいぶん差が出ますので、必ず見直すようにしましょう





同じ言葉の重複を避ける

ライティングを行うときには、自然と同じ言葉を連続して使ってしまうことがあります。

「私は~。私は~。私は~。」や「~です。~です。~です。」などのような連続した同じ表現のことです。

このように文頭や文末が同じ言葉で何度も続くと、稚拙な印象を与えますし、違和感を感じてしまいます。

文頭や文末の同じ言葉の使用は避けるのがコツですね。文末に体言止めを入れるとうのも、同じ表現を避けることができるテクニックです。

ただ、語尾の語調は統一しましょう。これは基礎の基礎ですが、「ですます」調なのか、「である」調なのかどちらかに統一するということです。

文と文、段落と段落をつなげる

文章のまとまりによって段落が作られますが、その段落がつながって記事になります。

それぞれの段落は、次の段落へ話題を渡す役目を持っています。ひとつの段落で説明したことによって、次の段落の話が出てくるのです。

同じように、段落のなかで文章同士の意味はつながっていなくてはなりません。この文があるから次の文があり、さらに次の文も生まれるというように、それぞれの文章というのはつながっていなくてはならないのです。

ちょっとわかりにくいと思いますので例を挙げます。

タイでおすすめの街はプーケットです。リゾート地としても有名で、海がきれいな場所です。プーケットの観光スポットを紹介します。

タイでおすすめの街はプーケットです。リゾート地としても有名で、海がきれいなだけでなく、繁華街や昔からの街並みなど、たくさんの観光地があります。ここではプーケットの観光スポットを紹介します。

上の例では、「プーケットの観光スポットを紹介します。」が唐突に出てきた印象です。前の文章で観光地の話に触れておくと、次の文章へのつながりができます。

このように、前後の文章につながりを作ることがライティングにおける基本的なテクニックです。

ライティングのコツ:行動させるテクニック編

ここまで解説してきた方法は、違和感なく読んでもらえる文章を書くためのテクニックです。ここからは、読者を実際に行動させるための書き方のコツを解説します。

みなさんがブログや広告、本などで文章を書く目的とはなんでしたか?その目的とは、読者に何らかの行動を起こしてもらうことだったと思います。

読者に、あなたが書いた文章を読んで商品を買いたくなったり、何かを食べたくなったり、やる気を起こしてもらったり、ただ何かを知ってほしいなど、内面も含めて行動に何らかの変化を起こしてもらうことが目的のはずです。

ここでは、あなたの文章で読者に行動を起こしてもらうための書き方を解説します。

想像させる

文章によって読者を行動させるためには、読者に想像してもらう必要があります

その文章から起こる未来の姿を想像することで、人は行動を起こします。

ただ、想像してもらうには説明しすぎてはいけません

説明をしすぎると、「そこにメリットは感じない」とか「そんな経験ないし」といったように、細かな部分で読者が違和感を抱くところが出てきてしまいます。

あえて説明しすぎない文章で書くことによって、余白部分を読者が補ってくれます。説明しすぎないことで読者が想像してくれるのです。文章は短いセンテンスで説明しすぎないようにしましょう。

そして、文章のなかに込めるのは1つのメッセージにするのがよいです。あれもこれもと書いてしまうと、読者はどのような行動をすればいいのかがわからなくなってしまいます。

説明しすぎずに伝えることを絞ることで、読者に行動を起こさせましょう。

具体的な表現をする

上で述べたように、読者に想像をしてもらうことによって、取ってもらいたい行動をさせることができます。

そして想像をさせるには、具体的な表現が大事になってきます。よくある平凡な文章も、具体的な表現を付け足すことによって、行動させる文章にすることができるのです。

例えば、「成功者は、飢え死にしそうなときでも夢をあきらめない」という言葉がありますが、これは「成功者は夢をあきらめない」ということを言っているだけです。

また、「成功したいなら1日に18時間、ひとつのことに集中しろ」という言葉は、「成功するには努力が必要」ということを言っているのですが、具体的にすることによって、より訴求力が強くなっていると思います。

このように、具体的な条件や状況を付け足すだけで、読者はつい想像をしてしまいます。飢え死にしそうな中でも頑張っている姿や、1日中努力している人の姿を思い浮かべると思います。

このように具体的な表現を足すことで、想像を喚起し、心に刺さる文章を作ることができるのです。付け足す言葉は過剰であるというのもポイントです。





会話のように書く

文章と会話だと、人は会話の内容の方に反応しますし、記憶に残します

それは、日常会話の内容であれば結構覚えているけど、文章の内容はなかなか記憶できないことからもわかると思います。

会話では、相手の反応を見たり、想像しながら話します。それによって、相手はあなたの話を強く記憶し、それに影響を受けて行動に移します。文章でもこの会話の効果を利用すれば、読者に行動をとらせることができるのです。具体的にどうやればいいのかわからないと思いますので、例をあげてみます。

例えば、会話のようにライティングするという方法について会話で説明する際には、以下のようになると思います。

相手「会話のように書くってよくわからないな」
自分「安心して。簡単な方法だから」
相手「ほんとに?簡単な方法ってどうやるの?」
自分「まずは会話文を作って。自分が相手と話している会話ね。ふだん話している感じの内容で大丈夫だよ。」
相手「それだけでいいの?」
自分「そう、簡単でしょ?あとはその会話文をひとつの文章に書きなおすだけでいいんだよ」

この会話の内容を文章にすると、以下のようにすることができるでしょう。

あなたは会話のように書くという方法ってよくわからない、と思っているかもしれません。ですが安心してください。
この方法はとても簡単な方法で、だれでも人を動かす文章を書けるようになります。
まずは、自分と相手が話している会話文を作ってください。ふだん通りに話している内容を書くだけなので簡単だと思います。
あとは、その会話文をひとつの文章に書きなおすだけです。

いかがでしょう?とても簡単ではないですか?

このように自分と読者が会話をしているイメージでライティングを行うことで、相手の記憶に残り、行動させる文章にすることができるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?ライティングにおけるコツ、基礎的なルール、読者を行動させるテクニックを紹介してきました。

人を行動させる文章にするには、読者はどのような人なのかを知り、その人に合わせた構成にし、人に想像させて行動させるような文章にしなくてはなりません。

ライティングには、ほかにもたくさんのコツやテクニックがあります。そのようなテクニックも学びながら試行錯誤することで、よい文章が書けるようになります。

とにかく書くことが大事ですので、実践で練習してみてくださいね!

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