SEO

CTRがSEOに与える影響とは?その仕組みから解説

SEOとCTR 

SEOにおいてCTR(クリック率)は重要な要素です。

CTRを改善することで、サイト全体のアクセスを増やせますし、SEOにも効果がある可能性があるからです。

CTRが悪いとサイトのアクセスが増えず、成約も増やすことができませんので必ず対策をするようにしましょう。

この記事では、以下のような悩みを抱えている人に対して、SEOコンサルで私が普段説明していることを元に、CTRの意味や改善する方法などを解説していきます。

  • CTRを上げる方法を知りたい
  • 検索結果1ページ目に入ったけどそれ以上順位が上がらない
  • 1位に表示したけど、さらにアクセスを増やしたい
  • SEOで順位を上げたけどアクセスが増えない

CTRとは?

SEOにおけるCTRを説明する前に、まずCTRの意味、CTRをどうやって確認するかの方法について解説しておきます。

CTRの意味

CTRとは「Click Through Rate」の頭文字を取った言葉で、「クリック率」のことを指します。検索結果に表示された中で、どれだけの割合の人がクリックしたかを表す数値のことです。

CTRを出すための計算式としては、「CTR(%)=クリック数÷表示回数×100」となります。

例えば、ある検索キーワードで検索結果画面が600回表示されて、自社サイトのクリック数が20回の場合、20÷600×100=3.33%がCTRとなります。

検索結果において、どれくらいの割合クリックされているかを表すのがCTRなのです。



CTRの確認方法

では、CTRはどうやって確認したらいいのでしょうか?

ユーザーがどれくらい検索しているか、どれくらいクリックしているかを自分で数えることはもちろんできません。

そんなニーズに対して、CTRを確認するツール「Google Search Console」をGoogleは用意しています。GoogleはCTRを計測しており、そのデータを確認することができるのです。

「Google Search Console」での確認方法は以下です。

  1. 「Google Search Console」にログインする
  2. 左メニュー「検索パフォーマンス」をクリック
  3. グラフの上「平均CTR」のチェックをクリック

この方法で、各検索キーワードのCTRが一覧で表示されます。さらにこの一覧は、検索キーワード・ページ・国・デバイス・検索での見え方・画像や動画・期間などで絞り込むことができます。

この数値は、同じ表にある「合計表示回数」と「合計クリック数」によって導き出されています。

CTRの注意点

Search ConsoleのCTRデータでは、注意しなくてはいけないことがあります。

それは、表示回数は検索結果ページが表示されただけでカウントされるので、ユーザーがあなたのサイトを目視しなくてもカウントされるということです。

ユーザーがあるキーワードで検索をすると検索結果ページが表示されますが、その検索結果ページでユーザーがスクロールしてあなたのページを見ていなくても表示回数としてはカウントされてしまうのです。

ですので、表示回数は実際にユーザーがあなたのサイトを見ている回数よりも大きくなりますし、それによってCTRも小さくなる傾向にあります。

CTRを改善すべき理由とは?

次に、SEOにおいてCTRがどのような意味を持つのか、CTRを改善することでどのようなメリットがあるかを解説します。

CTRにどういった効果があるのかを知らなくては、改善しても意味がないでしょう。

まず、CTRを改善することでクリック数が増えるということになるので、自然検索からのサイトへの流入数が増えます。ユーザー数が増えるので成約率を上げられます。

またCTRを改善することによって、検索順位に対する影響、つまりSEO効果があるという説もあります。ここでは、CTRが検索順位に与える影響を検証します。

検索順位に影響がある?

CTRを改善することで、SEO効果はあるのでしょうか?

これはSEO業界で長年議論されているテーマですが、GoogleはSEOには影響はないと述べています。

Googleはユーザーの行動データからCTRのデータを取得していますが、それは次の条件で利用されていることをGoogleは公表しています。

  • アルゴリズム評価:新しいアルゴリズムを導入するときの検証や、2つの検索結果を並べて比較するときの手段として利用しているようです。
  • パーソナライズ:検索結果をパーソナライズする際にもCTRが使われているとのことです。ただ、詳しいロジックについては言及されてないです。

つまり、検索順位の決定にはCTRを使っておらず、上のような用途で利用していると言っているのです。

しかし、GoogleがCTRを検索結果に反映される仕組みの特許を取得していることや、ランクブレインの存在をGoogleが認めていることなどから、CTRがSEOに影響を与えている可能性はあると思います。

ここでは、Googleの特許とランクブレインについて簡単に説明することで、CTRとSEOの関係を解説します。



Googleの特許

Googleは2006年に、『Modifying search result ranking based on a temporal element of user feedback』という特許を取得しています。

これは、CTRなどのユーザー行動指標が検索結果に反映される仕組みの特許です。

この特許のなかで説明されている内容を簡単に説明すると、検索エンジンはユーザー行動の中で以下のデータを取得しており、それを検索結果にフィードバックしているというものです。

  • 検索クエリ
  • ユーザーが流入したページ
  • ページの滞在時間
  • インターフェースの言語
  • クリックされたページのスコア
  • クリックされたページの表示位置
  • ユーザーの国籍
  • ユーザーがどのページも選択しなかったときの検索結果
  • ユーザーが最後に閲覧したページ

これらのデータで特徴的なシグナルがあった場合に、ランキング修正エンジンはランキングの改善要素として、ランキングエンジンに返す仕組みです。

例えば、以下のような説明がされています。

  • 2~4週間の時間が経過したクリックに対して少なくとも15%以上の減少加重を適用する
  • 特定のクエリが頻繁(100クリックなど)と見なされるほど十分なクリック数を蓄積すると、その年齢に応じて各クリックに重みを割り当てることができます
  • たとえば、短いクリックは貧弱なページを示すと見なすことができるため、低いウェイト(たとえば、クリックあたり-0.1)、中程度のクリックは潜在的に良いページを示すと見なすことができるため、少し高いウェイト(たとえば、 クリックごとに0.5)、長いクリックは良いページを示すと見なすことができるため、はるかに高いウェイト(たとえば、クリックごとに1.0)が与えられ、ラストクリック(ユーザーがメインページに戻らない)適切なページを示している可能性が高いと見なされ、かなり高いウェイト(0.9など)が与えられます。

つまりCTRだけでなく、サイトを訪れたユーザーの行動によって、ポイントをつけて評価をしていることが読み取れます。内部リンクで複数のページに遷移させるのが大事であることもわかります。

このように、CTRを改善することで、フィードバックされるポイントが良くなる可能性があるのです。もちろんCTRを上げるだけでは、すぐにユーザーが離脱する可能性があるので、内容は検索意図に応えたものでなくてはなりません。

もちろん、特許を取ったからといってその技術を利用しているとは限りませんし、10年以上の間にGoogleの検索エンジンは全く異なる複雑なものに成長してるので、必ずしも有効とは言えないですが。

ランクブレインとは

「RankBrain」とは、検索クエリとコンテンツの関連性を判断する人工知能型のアルゴリズムのことです。

Googleは多くのアルゴリズムのなかでもこのランクブレインが、検索順位決定において3番目に重要だと述べています(ちなみに最も大事なのは、依然として被リンクであるとも)。

このアルゴリズでは、検索クエリに対して関連性の高い検索結果を表示するのに利用されています。あいまいな検索キーワードでも、意図に近い検索結果を表示できるのです。

このランクブレインでは、CTRやページを読んだ後に「戻る」で直帰した率、どれだけの時間ページを読んだかなどが指標として利用され、検索結果に反映されています。

つまり、検索結果に対してCTRがやはり影響を与えているのです。

Googleの特許とランクブレインから、CTRのSEOに与える影響を考えてきました。Googleの目的は、ユーザーが満足する検索体験を提供することです。

であれば、その検索結果に満足しているかは、現在のユーザーの行動をチェックするのが一番有効だと思われます。CTRは、その中のひとつとしてSEOでも重要な要素ですので改善していきましょう。

CTRを上げる方法

ここからは、CTRを上げる方法を解説します。CTRを上げる方法としては、「検索順位を上げてクリック数を増やす」もしくは「検索結果でクリックされる割合を増やす」が考えられます。

検索順位を上げるというのは、多くのSEO要素を最適化しなくてはいけないので、ここでは取り上げません。ただ、下記のように検索順位が上位になればなるほど、CTRが上がるというのはデータで示されています。

2017年にマーケティング会社Internet Marketing Ninjasが発表したデータによると、Google検索での順位ごとのCTRは以下でした。

掲載順位平均CTR
1位21.12%
2位10.65%
3位7.57%
4位4.66%
5位3.42%
6位2.56%
7位2.69%
8位1.74%
9位1.74%
10位1.64%

このように、検索順位を上げることでCTRは上がりますので、SEOを行うことは重要です。

「検索結果でクリックされる割合を増やす」方法でCTRを上げるには、10位以内のページに対して以下の方法を行うのがよいです。

11位以降のページは、そもそもほとんど見られることがありませんので、まずはリライトやSEOで10位以内に上げることを考えましょう。



Titleタグの最適化

Titleタグは検索結果でもっとも目立つ箇所ですし、ページの内容を表す部分なのでユーザーが最も注目します。Titleタグを最適化してユーザーの目を引くことができれば、クリック数を増やすことができます。

Titleタグは文字数を長くなりすぎないようにして、検索キーワードを入れるようにしましょう。

検索意図をつかんだタイトルでありながら、独自性のあるタイトルにするのが重要です。SEO的なタイトルの付け方は、以下で解説しています。

検索意図によって、クリックされるタイトルというのは異なります。だからこそ、こうすればいいという答えはないです。

ただ、すでに1ページ目に入っているページのタイトルは、Googleから評価されているタイトルです。これを参考にして、それらによりもユーザーがクリックしたくなるタイトルを作りましょう。

タイトルを変えることでCTRが大きく上がるということも多いので、ABテストなど試行錯誤を行うのがよいです。

descriptionタグの最適化

meta descriptionタグもCTRに影響してくる要素です。

ユーザーはdescriptionを見て、ざっくりとページの内容をつかみ、自分の知りたいことが書いているかを判断します。ここで興味を引くことができれば、CTRを上げることができます。

興味を引くような語り口にする、そのページを読んだら問題が解決しそう、と思わせるような文章を書くのがよいでしょう。

descriptionに検索キーワードが入っていると、太字で表示されることがあります。目立たせるためにも、キーワードを入れるのがよいです。

ただしdescriptionは、検索順位に全く影響しませんので、キーワードを詰め込むのはやめましょう。

構造化マークアップ

構造化マークアップは、Googleが定める仕様でマークアップをすることで、HTMLに意味を付与でき、特定の検索結果で追加の情報(リッチスニペット)を表示できるものです。

例えば「東京都 イベント」「じゃがいも レシピ」と検索した時に検索結果で表示されるものなどです。このように、リッチスニペットを表示するとCTRが上がるので、該当するビジネスはぜひ利用しましょう。

ただ、構造化マークアップ自体に検索順位を上げる効果はありませんので注意してください。

強調スニペットに表示する

強調スニペットとは、Google検索で質問をするような検索をした場合などに、検索結果の上部に画像と共に強調されて表示される仕組みのことです。

強調スニペットで表示されるとかなり目立ちますので、CTRが大きく増えます。ここには検索結果の1位でなくても表示されます。可能なら狙っていきましょう。

強調スニペットに表示されるのは、その質問に対して簡潔にベストアンサーを行っているものです。ページ内にそのワードに回答する段落を作り、150字程度で簡単に説明をしてください。また、その説明文を表すような画像を、説明文の近くにおきましょう。

CTRを上げた後にすべきこと

ここまで、CTRを上げるための方法を解説してきましたが、CTRを上げるだけでなくコンテンツも改善しなくてはなりません。

というのも、CTRがよくなって多くのユーザーがページに入ってきたとしても、検索意図とずれていたら多くのユーザーが離脱してしまうからです。

全然読まれずに直帰しているようなページは、ユーザーのニーズに応えられていないので、ランクブレインによって順位を落とされる可能性があります。

検索意図に応えられる、魅力的なコンテンツを作るようにしましょう。

まとめ

SEOにおけるCTRの意味や効果、CTRを上げるための方法などを解説してきました。

CTRを上げることはSEOだけでなく、アクセスを増やすことにもなりますし、サイトの発展には欠かせないものです。コンテンツ最適化の段階で必ず行うようにしましょう。

また、CTRだけを上げても、ユーザーの検索意図とずれていたら、離脱を招いてしまいますので意味がありません。

検索意図に合ったコンテンツをしっかりと作るようにしましょう。結局CTRを上げるためには、ユーザーを満足させることが最も大事なのです。

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