WordPressテーマの「THE THOR」がSEOに強いのかどうかを知りたくありませんか?
私はこのブログでTHE THORを利用していますが、購入した後にSEOのチェックを行ったところ、他のテーマよりもSEOに関しては優れているなと感じました。
ふだん、SEOコンサルなどの仕事をしているので、SEOのチェックポイントは結構わかっていると思います。
そんな私から見た、THE THORのSEOに優れているポイントを解説していきます。
実際にSEOチェックツールで、このテーマをチェックした結果も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
THE THORとは?
「THE THOR」とは、WEBサイト制作やSEOコンサルを行っているフィット株式会社が提供しているWordPressテーマです。
フィット株式会社は、ただWEBサイトを作るだけの制作会社とは異なり、収益の最大化を目指した提案をすることをポリシーとしている会社です。
だからこそ、THE THORは運用をしていけば、しっかりと成果が出せるようなテーマとなっています。
プロのWEBデザイナーが作っていることでデザインや使い勝手がいいだけでなく、SEOやWEBマーケティング、セールスにも特化した作りになっているのです。
使ってみて思ったのは、SEO・機能・デザインと、収益をあげるために必要な要素が揃ったWordPressテーマということです。
ここでは、THE THORのSEO対策がどのような点で工夫がされているのか、なぜSEO対策で評価できるのかを解説していきます。
THE THORがSEO対策に優れている理由
THE THORはSEO対策に優れていますが、具体的にどんな点が優れているのでしょうか?
ふだん仕事でSEO対策をしているだけでなく、たくさんのテーマを使ってきたからこそ分かったポイントを紹介します。
SEO対策では、Googleが重視するポイントとそうではないポイントがあります。
THE THORは、SEOのポイントに対して万全の対応ができていると言えます。
構造化データ
構造化データとは、WEBサイトの構造をGoogleのロボットによりわかりやすく伝えるための表記のことです。
それによって、Googleのロボットはサイトの構造や内容を簡単に知ることができ、クローリングしやすくなりますし、正しい検索順位に表示することができます。
また、レシピやQ&A、しごと検索などのようなリッチスニペットを、Googleの検索結果に表示することができるようになります。
THE THORでは、記事ページやパンくずの構造化データの設定がかなり細かく設定されています。
例えば、Googleの「構造化データテストツール」を利用すれば、ページの構造化データがどうなっているかを確認できます。
例えば、SANGOは以下のようになっておりエラーが出ています。
一方、THE THORは以下のような構造化データです。
「articleSection」で自動的にカテゴリやタグが設定されていることや、「author」で著者が設定されているなど、細かな箇所まで設定されています。
ちなみに無料テーマのCocoonも、この辺の設定はできていませんでした。
SEOに強いと言われているテーマでも、対応できていない箇所まで対応できているのは、THE THORの優れている部分でしょう。
画像の容量が小さい
ページの読み込み速度に画像は大きく影響します。
HTMLやCSSファイルなどは比較的データサイズが小さいですが、画像はデータ量が大きいので、ブラウザが読み込むのに時間がかかってしまいます。
だからこそ、できるだけ画像のデータ量は小さくするのがよいです。
通常、トップページや一覧に表示するアイキャッチ画像は、大きいサイズの画像を読み込んでCSSで小さいサイズに変更します。
THE THORでは、画像のサイズを最適なサイズのものを読み込むことで、このサイズを抑えています。THE THORでは、一覧ページの画像のサイズがかなり小さいものを利用しているのです。
例えば、私のサイトを見てみると、375pxx211pxの画像を331px×186pxに縮小しています。ですので、読み込む画像と使用する画像のサイズに差がありません。
一方、他のテーマなどを見ると、横幅800pxの画像を読み込んで縮小しているようなものをみます。これでは、画像を読み込むのにかなり時間がかかってしまいます。
THE THORは、こういった画像サイズの最適化ができているのがSEO的にもメリットですね。
ブラウザキャッシュ・Gzip圧縮・HTML圧縮
THE THORの管理画面には、「SEO設定」というメニューがあり、他のテーマにはないSEO要素の設定ができます。
その内容としては、「ブラウザキャッシュ」「Gzip圧縮」「HTML圧縮」などです。
ブラウザキャッシュとは、ブラウザにWEBページの内容をキャッシュしておくことで、次回読み込む時間を短縮するというものです。
また、Gzip圧縮とは、ユーザーとサーバーでやりとりしているHTMLファイルを圧縮する方法です。これを利用することで転送速度を向上できます。HTML圧縮も同じように圧縮するものです。
こういった工夫によってブラウザが読み込む時間を短縮することができ、SEOにもメリットがあります。
CSSファイル・画像の非同期読み込み
CSSファイルや画像のファイルというのは、通常その読み込みが終わるまで、描画をしません。
そのため、すべてのCSSファイルや画像の読み込みが完了して描画が終わるまで、かなり時間がかかってしまうのですね。
そこで、そんなに重要ではないCSSファイルはあとで読み込ませ、ブラウザに表示されている画像だけ表示する「非同期読み込み」を利用します。
必要ないファイルを読み込まないので、時間の短縮ができ表示速度が速くなり、SEOにも有効なのです。
カテゴリ・タグページにオリジナル化
カテゴリやタグに属する記事一覧ページというのは、こちらのページを見て頂ければわかりますがただ記事が並ぶだけです。
テーマによっては、カテゴリページのディスクリプションが同じだったりします。こういったコンテンツには独自性がありませんし、SEO的には評価が下がります。
THE THORでは、カテゴリやタグページをオリジナル化することで、SEO対策を行えます。
各カテゴリやタグのtitleやdesceriptionを個別に設定ができますし、ページ上部の見出しにオリジナルのテキストを入れることができるのです。
これによって、カテゴリやタグページを差別化することができ、SEO的にも評価を高めることができるのです。
PWA・AMP
AMPはページを完璧に描画するのでなく、簡略化して表示する方式です。装飾や動きなど重くなる要因を減らし、より高速に表示できます。
また、モバイルサイトをアプリのように利用できるPWAは、Googleが推奨する高速化技術であり、これを利用することでユーザーは3倍以上のスピードで利用できます。
他のテーマではAMPに対応しているものは多いのですが、PWAに対応しているものはまだまだ少ないです。
THE THORでは、いちはやくPWAに対応していて、モバイルユーザーが便利に利用することができます。
このような高速化によって、モバイルサイトでの表示が速くなり、SEOにもよい影響が得られる可能性があります。
管理画面のSEOチェック機能
SEOでは、記事のSEO対策状況を確認しなくてはなりません。その確認をなるべく「簡単に」「早く」行えるのが理想です。
THE THORでは、「記事分析設定」で管理画面にSEOのチェック項目を表示することができるので、SEO対応の確認が簡単にできます。
例えば表示できる項目は以下です。
- 総合閲覧数
- 平均閲覧数
- タイトル文字数
- 本文文字数
- タイトル内キーワード数
- 本文内キーワード数
- 内リンク数
- 発リンク数
閲覧数があるか、タイトルの文字数が長すぎないか、ちゃんとキーワードを入れることができているか、リンクを作れているかなど、SEOに関するポイントをチェックできるのです。
こういった細かなポイントを最適化しなければ、SEOでは成果を出すことが難しいです。
THE THORをSEOチェックツールで計測
THE THORはSEOに対応しているということですが、本当に対応できているかどうかをSEOチェックツールで調べてみました。
今回は、UbersuggestというSEO診断ツールを利用してみました。
このツールはSEOやWEBマーケティングで有名なニール・パテル氏が提供しているツールです。客観的なツールであり、THE THORが本当にSEOに優れているのかを確認することができます。
Ubersuggestで、このサイトを診断した結果は以下です。
見てもらうとわかりますが、「重大な問題」の部分がほとんどありません。そして、「文字数が少ない」「表示時間が長い」の部分だけが注意を受けています。
「文字数が少ない」のは、カテゴリやタグに属する記事の一覧ページです。
これは一覧ページなのでしょうがないです。カテゴリやタグの一覧ページには、オリジナルのテキストを入れられるので重複コンテンツにはなりませんし、文字数が少なくてもGoogle的にも問題はありません。
また、「表示時間が長いページ」も注意を受けていますが、これは1万文字以上など大量の文章をライティングしたページなので、必然的に読み込み時間がかかてしまうので仕方ありません。
それ以外の下記のようなSEO要素には、THE THORは全て対応できており安心できます。
- Googleがクロールできるサイトマップがない
- 有効なSSL証明書が無い
- メタディスクリプションが重複している
- <title>タグが重複している
- <title>タグが2つ以上ある
- <title>タグがない
- <title>タグが長すぎる
- robots メタタグかX-Robots-Tag HTTP ヘッダーでブロックしている
- Flashを使っている
- gzip、またはdeflate圧縮が無効
- 4XXステータスコードが返ってきた
- URLが長すぎる
- SSL証明書の有効期限が近い
- DOCTYPE宣言していない
- 文字エンコードを宣言していない
- 一時的なリダイレクトが設定されている
つまり、THE THORはSEOにかなり対応できているのです。
まとめ
今回は、THE THORがSEOに優れている理由、優れているポイントを紹介してきました。
ここまでの説明で、THE THORがSEOにおいて有利であることがわかっていただけたかと思います。
WordPressでブログを作ったり、アフィリエイトをする場合には、テーマ選びがとても重要になります。
WordPressテーマによっては、SEO対策が全くできておらず、検索結果で上位を獲得できなくなることがあります。
SEOに対応できていないテーマを利用してしまうと、悲惨な結果が待っています。必ず、SEOに強いテーマを選ぶようにしましょう。
THE THORは、他のテーマにはない程にSEO対策ができているからこそ、ブログやアフィリエイトで稼ごうと思った時に利用すべきテーマだと思います。ぜひ使ってみてください!
THE THORの口コミや評判、SEO以外にも優れているポイントは以下で解説していますので参考にしてください。