競合サイトへ流入しているキーワードの調べ方まとめ

  • 2020年1月25日
  • 2020年9月1日
  • SEO
SEO 競合 キーワード

オウンドメディアやブログを作る時に、競合サイトの検索キーワードを調べていますか?もし調べていないのでしたら、集客のチャンスを逃しているかもしれません

私は仕事でオウンドメディアの運用やSEOのコンサルなどを行っていますが、この方法で競合サイトの流入検索キーワードを調査しています。

ここでは、競合サイトの検索キーワードの調べ方と、なぜ競合サイトの検索キーワードを調べないといけないのかという理由を紹介します。

競合サイトの流入キーワードの調べ方

まず、競合サイトへの流入を生んでいる検索キーワードの調べ方を紹介しますが、以下のツールを利用するのがおすすめです。

Ubersuggest

Ubersuggestとは

競合サイトの流入キーワードは、ツールの「Ubersuggest」で調べられます

Ubersuggest」は、アメリカのWebマーケターであるニール・パテル氏が開発したツールです。

サジェストや関連ワードを大量に抽出し、キーワードボリュームやCPC、SEO難易度などを表示してくれます。さらには、競合サイトの流入ユーザー数や被リンク数、流入の多いページのtitle、流入見込み数を出してくれるとともに、SEO対策のチェックまでも行ってくれるツールです。

競合サイトを丸裸にできそうです。WEBマーケターは絶対に利用した方がいいです!

このツール元は無料だったのですが、有料になってしまいました。ただ、月額1000円という安さを考えると使う価値はありますよ。

Ubersuggestで競合キーワードを調べる方法

Ubersuggestで競合キーワードを調べるには、このリンクを開いてください。Googleのアカウントでログインし、サーチコンソールの許可を与えましょう。

ubersuggest
次に競合サイトのURLを入力します。サイトの分析が完了しますので、次の画面の左メニュー、「トラフィックアナライザー」の「キーワード」をクリックしてください。

この画面で競合サイトに流入しているオーガニック検索キーワードを見ることができます。さらに、キーワード一覧をCSVでダウンロードできるのでとても便利です。

ubersuggest CSVボタン

CSVダウンロードボタンはブラウザによっては隠れている人がいるかもしれません。その場合には、上の画像の赤枠の部分を「×」ボタンで消してください。「CSVで出力」ボタンが表示されます。

このように簡単な作業で、競合サイトへの検索キーワード一覧を調べられるのです





Ahrefs

ahrefsのトップ
サイトを訪問する検索ユーザーの流入は、オーガニック検索とリスティング広告からの流入となります。Ubersuggestでは、オーガニック検索の流入キーワードを調べられましたが、競合サイトにリスティング広告から流入しているキーワードは調べられません

競合が広告を出しているキーワードを調べられるツールはSimilarWebやAhrefsなどいくつかありますが、SimilarWebは料金が高いので、Ahrefsがおすすめです(Ahrefsは上のUbersuggestと同じ、競合のオーガニックキーワードを調べることもできます)。

ahrefs 競合キーワード

Ahrefsは、リスティング広告に出稿しているキーワード、検索ボリューム、CPC、キーワードの難易度、リスティング広告の広告文などを見ることができます。さらに、LPにどのキーワードでランディングしているかも調べることができるので、どの広告に多く費用をかけているかなども見ることができます。

Ahrefsは月に1万円くらいで利用できます。

https://pro.similarweb.com/#/website/home

Googleキーワードプランナー

Googleが無料で提供しているGoogleキーワードプランナーを以下のように使えば、競合が対策しているであろうキーワードを知ることができます

Googleキーワードプランナーを開き、「新しいキーワードを見つける」を選択します。

キーワードプランナーの使い方

次の画面で「ウェブサイトから開始」を選択します。このURL入力枠に競合サイトのURLを入れます。ランディングページがある場合には、「このページのみ使用」を選択しましょう。

キーワードプランナー ウェブサイトから開始

この方法で、競合サイトのページの内容から広告に使われるであろう検索キーワードを出してくれます。これは必ずしも競合が広告を出している広告ではありませんが、Googleのビッグデータを元に抽出しているので、信頼性はそれなりに高いと思います。

ただし、正確な検索キーワードボリュームを知りたい場合には、Google広告でリスティング広告を自分のアカウントで出稿する必要があります。

Google Adwords

すでにGoogle広告でリスティング広告を出している方は、Google Adwordsを使って、出稿しているキーワードに対して競合がどのように広告を出しているか調べることができます

方法としては、Google Adwordsの「オークション分析」を利用します。管理画面のキーワード一覧ページで、見たいキーワードにチェックを入れます。グラフの下に「オークション分析」のタブが出ますので選択します。自社が出稿しているキーワードに対して、競合各社の下記のデータが表示されます。

  • インプレッションシェア
  • 重複率
  • 上位掲載率
  • ページ上部表示率
  • 実際のページ上部表示率
  • 優位表示シェア

このなかでも、特に「インプレッションシェア」を見ることで、競合がそのキーワードでどれくらい広告を表示しているかがわかります。競合が予算をかけて出稿している検索キーワードを調べられるのです。





GRC

競合サイトへ流入しているキーワードがわかったら、その順位を計測しておきましょう。キーワードの順位を毎日計測することで、どのキーワードの順位が上がったか下がったかというのがわかります。

それによって、自分が対策すべきキーワードというのが絞られてくるのです。競合サイトで順位が下がったキーワードは、特に狙い目ですのでコンテンツを作りましょう。

順位計測ツールはGRCというツールが企業でもよく使われていておすすめです。GRCは、登録したキーワードでの検索結果の順位を自動で毎日計測してくれます。

GRCについては以下の記事で詳しく解説していますので、よかったら読んでみてください。

オウンドメディアやブログの運用を行うときに、順位計測ツールを使うのは必須の方法です。競合サイトの流入キーワードの順位を取るとともに、自分のコンテンツのキーワードも計測して修正していきましょう。

競合サイトの検索キーワード調査が重要な理由

ここまでの説明で、競合サイトに流入している検索キーワードの調べ方がわかったかと思います。

しかし、競合サイトの流入キーワードがわかったとしても、その検索キーワードの利用方法、施策への活かし方がわかっていないと意味がありません

次に、競合サイトの対策キーワードの利用方法を解説していきます。

競合のキーワードは類似する

類似キーワード
調査した競合サイトの検索キーワードは、自社への集客に利用できます。その理由と方法を解説します。

Googleはメディアやブログなどのサイト内のページがどのような内容で書かれているか、どのようなキーワードで集客しているかを見て、サイトのテーマを確認しています。

例えば、転職のメディアであれば、転職のノウハウや転職エージェント、転職方法、転職のメリットやリスクなどのページが必須でしょう。そして、それらのページに「転職 ノウハウ」「転職 エージェント」「転職方法」「転職 メリット」などのキーワードでサイトに流入しているはずです。

競合と同じテーマでサイトを作ろうと思った時に、Googleから評価されるサイトを作るには、上のような競合が集客しているキーワードでページを作らなければなりません。それによって、Googleから評価され、集客できるサイトを作ることができるのです。

競合が対策していない検索キーワードで狙おうとすると、需要がなかったり、テーマとずれてしまいGoogleから評価されない可能性があります。あまり独自性を狙わずに、競合と同じキーワードで上位表示を狙うという、便乗するやり方を取りましょう。

競合サイトのキーワードを利用する方法

検索キーワードの奪い合いの画像
WEB集客は、基本的に陣取り合戦です。決まった数の検索キーワードのなかで、ほかのサイトよりも上位表示する検索キーワードを増やしていくことで集客を増やしていきます。

ですので、競合とどちらがより検索キーワードで上位表示するか、という取り合いになるのです。

検索順位の上位を取っているような競合サイトは、テーマに関するあらゆるキーワードで集客に成功しています。だからこそ、競合が集客しているキーワードを見つけ出し、競合よりも上位を取れれば大きく集客を増やすことができるのです。

競合サイトのキーワードは、自社がページを作る時にも同じ検索キーワードで記事を作成して、競合よりも上位表示しましょう。さらに、競合がページを持っていないキーワードでも記事を作っていきましょう。それによって集客を増やすことができます。

まとめ

競合サイトの検索キーワードの調査には「Ubersuggest」というツールやAhrefs、キーワードプランナーを利用するのがよい、ということを解説しました。

また、調べた競合サイトの検索キーワードをどうやって利用するか、なぜ競合のキーワード調査が重要なのかの説明もしました。

オウンドメディアやサイトを運用するときに作るコンテンツは、競合サイトの検索キーワードを参考にするようにしましょう。

もちろん、競合キーワードだけでなく自分で調べたキーワードも追加してくださいね。それによって、オリジナリティを作ることができます。

この記事が、少しでもあなたのお役に立ち、お楽しみいただけたのであれば、お友達との共有やフォローしてもらえると嬉しいです。

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