無料のブログではなくWordPressでオリジナルブログを作る時には、どのサーバーを借りるかが重要な問題です。
サーバーによってページ表示速度や性能が大きく変わり、その後の成果が変わってくるからです。
ここでは、WordPressを利用したブログに利用するのにおすすめのレンタルサーバーを、これまでに20社以上のサーバーを借りた私が利用した経験から紹介します。
選ぶべきサーバーは絞られる
私はWEBサイトの制作も行っており、お客様に提案するためや自分のブログのために多くのレンタルサーバーを試してきました。
私が試したところ、ブログの運営に最適な価格・性能ともに満足できるものは少なかった、というのが正直な感想です。
というのも、ほとんどの会社のサーバーがコスパが悪すぎたからです。性能はいいけど高い、安いけど性能が悪いのどちらかだったのです。
ただそれらのなかでも、いくつかはブログの運営にちょうどよく、満足のいくサーバーだと感じました。
これらの会社は、性能のよいサーバーを低価格で提供するだけの資本力があったり、長年の実績があったり、格安だけど比較的性能がよかった会社です。
ブログにおすすめのレンタルサーバー3選
WordPressを使ってブログを作る時に、私がおすすめするレンタルサーバーは、以下の3つです。
ブログを運営する目的によって、選ぶべきサーバーは変わってきますが、これらのサーバーであれば広いシーンで一定の満足は得られるでしょう。
サーバーを選ぶ時のポイントとしては、「コスパがいい」「ページの表示速度が早い」「利用時に戸惑わない」サーバーを選ぶことです。
そして、これらのポイントを満たしているとは、以下の条件を満たすものです。
- 料金が安い
- 表示速度が速い
- 転送量が多い
- 障害やトラブルはなく安定している
- サポートの対応が良い
各サーバーのこれらのポイントを、私が利用した経験とネット上の口コミを元に解説していきます。
ConoHa WING
ConoHa WINGは、2018年9月からサービスを開始したレンタルサーバーです。GMOインターネット株式会社が運営しています。
新しいサービスではありますが、表示速度の速さとコスパから、ブロガーやアフィリエイターの間で利用が急速に増えているサーバーです。
料金
ConoHa WINGの料金は、高速表示サーバーのなかでは最も安いといえます。年間約10,000円です。
ConoHa WINGでは、ベーシック・スタンダード・プレミアムのプランがありますが、ブログで利用するにはベーシックで十分です。
同じく高速サーバーのXSERVERのX10プランが、初期費用3000円・月額1,000円なのに対して、ConoHa WINGのベーシックプランは初期費用なし、月額900円です。
しかもConoHa WINGは、ドメインが1つ無料でついてくるので、その分の料金もお得です。資本力があり、お名前.comというドメインサービスを行っているGMOだからこそ、可能な価格設定といえるでしょう。
ただ、無料お試しができないというのは、他のサーバーと比べたときのデメリットといえますね。
表示速度
ConoHa WINGは、最新の高性能サーバーを利用、超高速PHP実行環境、サーバーの独自のチューニングによって、表示速度がかなり早いです。
「表示速度国内最速」を謡っており、表示速度に自信を持っています。国内の他のレンタルサーバーよりも2倍速いという実験結果もあるようです。
日本マーケティングリサーチ機構による調査で、「アフィリエイター・ブロガーが使いたいレンタルサーバー」「WordPress利用者満足度」「サポートデスク対応満足度」の3部門においてNo.1を取っていることからも、その性能が伺えます。
私のこのブログは、ConoHa WINGのベーシックプランのサーバーを利用しています。以前はロリポップを利用していたのですが、移管することでかなり早くなりました。
PageSpeed Insightsで、80点だったのが98点まで上昇しましたね。
転送量
ConoHa WINGの転送量は月間で4.5TBもあります。
1テラバイト(TB)が1,000 ギガバイト(GB)、つまり1,000,000 メガバイト(MB)なので、4.5TBは4500GBです。
1日あたり約150GBはあるという計算になります。これだけあれば、50万PVくらいはさばけるように思います。
これだけの転送量があれば、ブログで使うのには十分ですね。転送量課金もないので安心です。
障害
ConoHa WINGは、サービス開始当初は障害が多かったのですが、現在ではほとんど障害がないように思います。
コントロールパネルの「お知らせ」の障害情報には、2020年4月ではひとつも掲載がありませんね。
さらに以下の特徴があるので、アクセスが集まっても安定しており安心です。
- 高速安定性Webサーバーを利用:同時大量アクセスを高速処理できるので、レスポンスが安定
- リザーブドプラン:共用サーバーの他ユーザーの利用状況問わず、常に安定した環境を保証
- サーバーマイグレーション機能:サーバー負荷が高まると、他サーバーへ移行できる
ConoHa WINGリザーブド 1GBプランから一番安いwpX Speed(エックスサーバーの)のプランに移行してみましたが、体感も速度計測も同じか、もしかしたら若干ConoHa WINGの方が速度安定してるかな?という具合です!
勿論このはたんはいなくなってしまいました😢— 主婦リス (@Shufurisu) September 27, 2019
ConoHa WING1ヶ月ぐらい使ってみたけどめっちゃ安定してるな
(ฅ^•ω•^)っ[えとー]— 【公式】 パソコンショップ DO-MU (@domesapporo) November 8, 2018
サポート
ConoHa WINGは、日本マーケティングリサーチ機構の調査で「サポートデスク対応満足度」No1を取っています。
私も試しにDNSの設定について電話で問い合わせたところ、管理画面の操作から丁寧に説明してもらえました。
ちゃんとつながるし対応してもらえるので、ブログ初心者でわからないことがあっても、安心だと思います。
ただ、「お問い合わせ」のページや電話番号を探しづらいのは不便ですね。
レンタルサーバーですが、今のところConoHa WINGが良く思えます。
不安要素は他社よりサポートが良くないところかな。
もう少し調べよう。— きようしよう (@kyousiyou) January 25, 2020
まいった~~。
完全に私のミスだったんだけど、FTPアップの場所を間違えて新規サイトがリダイレクトループになってしまい、昨日から四苦八苦しました。間抜けな私に無茶迅速丁寧に対応してくれたConoha WINGサポートの方、ありがとうございます。
— クスクス@PPC&SEOアフィリエイター兼イラストレーター (@cuscus_ism) January 24, 2019
まいった~~。
完全に私のミスだったんだけど、FTPアップの場所を間違えて新規サイトがリダイレクトループになってしまい、昨日から四苦八苦しました。間抜けな私に無茶迅速丁寧に対応してくれたConoha WINGサポートの方、ありがとうございます。
— クスクス@PPC&SEOアフィリエイター兼イラストレーター (@cuscus_ism) January 24, 2019
ConoHa WINGはこんな人におすすめ
- コスパのいいものを使いたい
- ブログで本気で稼ぎたい
- 大量アクセスを目指す
- 価格がちょっと高くても性能がいいものを使いたい
- 初・中・上級者
- WordPressを知っている
- DNSが面倒なのが嫌
ConoHa WINGは、価格は格安サーバーよりも高いですが、性能がとてもよく、コスパのよいサーバーだといえます。
正直アクセスが100万とかいかなければ、このサーバーで問題ないと思います。
ブログで稼ぎたい人、表示速度にこだわりたい人、SEOの評価でマイナス要素をなくしたい人など、中・上級者におすすめのサーバーです。
ドメインが無料でついてきて、管理画面も使いやすくDNSの設定などがとても簡単なので、初心者にもおすすめしたいサーバーです。
エックスサーバー
エックスサーバーは、「エックスサーバー株式会社」が運営しているレンタルサーバーです。
2004年から提供が開始され、現在では170万のサイトが運営されており、国内シェアNo.1のレンタルサーバーです。
WordPress専用の超高速サーバー「wpX Speed」など、独自のサービスを提供しており、ブロガーやアフィリエイター、法人が多く利用しています。
料金
エックスサーバーは今回紹介するブログ用サーバーのなかでは、もっとも料金が高いです。年間約15,000円です。
ブログで利用できるエックスサーバーのレンタルサーバーには、「XSERVER」「wpX Speed」があります。
「XSERVER」でも十分なスペックと性能がありますので、「wpX Speed」は利用しなくてもよいでしょう。というか転送量などを考えると「XSERVER」の方がおすすめです。
「XSERVER」には、X10・X20・X30のプランがありますが、初めはX10プランでよいです。X10プランでは、12か月契約で初期費用3,000円+月額1,000円が必要になります。
エックスサーバーでは、無料お試し期間が10日あるので、試してみることができるというのが嬉しいポイントですね。
エックスサーバーとConoHa WINGで迷っている人は、まずはエックスサーバーで試してみて、あまりよくないと感じたらConoHa WINGを利用するという手もあります。
表示速度
XSERVERも、自社調べだとサーバーの処理速度が国内No1とのことです。ConoHa WINGも国内No1と言っていますが、どちらなんでしょうね?(笑)
実際に利用した感想としては、ConoHa WINGと全然差がわからないです。もちろん、XSERVERもとても表示が速いので、他の要素で決めればいいと思います。
XSERVERの高速表示の理由としては以下です。
- CPUに第2世代「AMD EPYC™」を採用
- 高速接続インターフェース「NVMe」に対応
- 全ストレージに高速インターフェース「NVMe(エヌブイエムイー)」を採用
十分な表示速度があるので、あとは安定性や価格で判断しましょう。
転送量
XSERVERのX10プランでの転送量目安は150GB/日であり、月にすると4.5TBです。これは、ConoHa WINGと同じです。
XSERVERは転送量が多いだけでなく、同時に処理する能力を高めることで安定性を保っています。以下のような改善によって、安定性を上げています。
- サーバーのコア数を48コアに拡張:並列処理に強く、これまで以上に大量のアクセスにも耐える
- 搭載メモリを512GBに:プログラム処理性能を向上させ、一層安定した動作
もし大量アクセスが発生した場合には、同時に処理できる性能としてはXSERVERが優れているように思います。
障害
エックスサーバーの公式サイトには、障害情報のページがあり、24時間で障害情報が掲載されています。
24時間のものしか掲載しないということは、それだけ障害への対応が早いということだと思います。
ただ、Twitterを見るとエックスサーバーは障害がけっこうあるようですね。あとDDoS攻撃を受けることもあるようです。
XSERVERはセキュリティ対策が万全なので、ハッキングが心配な人、個人情報を扱うブログを運営する人におすすめです。
エックスサーバー、つながらないっと思ったら障害だって(泣)
(2020年02月03日 掲載)『sv****.xsever.jpサーバー』において
本日PM1:01頃からハードウェア故障の影響により、
サーバーにアクセスできなくなる状態が発生しております。#エックスサーバー #つながらない #障害— neco_kumico (@neco_kumico) February 3, 2020
7時ぐらいからずっと #エックスサーバー システム障害じゃと。爺さんとやってるECの記事、ずっと見れない。
せっかくアクセス伸びてたタイミングだったのに、どういうことだーーエックスサーバー、安定してるんじゃないの!?
しかも長時間だよ!長時間。まあ、しょうがないか。無念。
— てつみ (@m_pyone) April 8, 2020
『sv5053サーバー』本日PM5:49頃~PM6:08頃までのDDoS攻撃によるアクセス障害について(4/8 PM6:15 更新) – 2020/04/08 | レンタルサーバー【エックスサーバー】https://t.co/22zPDpS8tU pic.twitter.com/xZ9bDzIUfB
— Autumn Good (@autumn_good_35) April 10, 2020
サポート
エックスサーバーのサポートは他と比べて親切ですね。24時間365日のメールサポート体制を取っているので、休日になにかあった場合にもすぐに解決できます。
私もDNSの設定方法を問い合わせてみましたが、URLなどを送ってくれたり、とても丁寧に教えてくれましたね。
Twitterの口コミでもサポートの対応を褒めるものが多いです。ブログを作るのが初めての方や、設定で困りそうな初心者の人におすすめです。
エックスサーバーのサポート親切だ
— 酒井雅敏 Masatoshi Sakai (@masaPASS) March 6, 2020
エックスサーバーはオススメ!
クライアントにもみんなここ提案している。安定感はもちろん、サポート対応が他と比べて素晴らしい。返信も比較的早いし。
サーバー見直したい人は、まずはエックスサーバーを第一候補にしてもいいんじゃないかな。 https://t.co/PLzS3KClBo
— 小林 | Webクリエイター (@pulpxstyle) February 27, 2020
エックスサーバーのサポートで1回で問題が解決し、しかも他社のURLつけて案内してくれたり、おまけのちょっとしたテクニックを教えてくれたりなどの対応に感動しました。
やっぱりwin-winで気持ちよく利用できる会社を利用しようと改めて思ったのでした。 pic.twitter.com/ns6hWKlYdR
— 節約のにゃこ🌞 (@nyacochin_) March 3, 2020
XSERVERはこんな人におすすめ
- ブログで本気で稼ぎたい
- 初・中・上級者
- 価格が高くてもいいので、とにかく高性能なものを利用したい
- 100万PVなど、大量アクセスを目指す
- 実績がある会社を利用したい
- セキュリティが高いサーバーがいい
XSERVERはその価格からも、ブログで本気で稼ぎたい、SEOの評価を上げたいという人におすすめのサーバーです。
その性能と安定性から、後々は数百万PVなどを目標に、大きく増やしたいという人におすすめです。
サポートが充実しているので、費用は高くても高性能なサーバーを使いたい、手取り足取り教えてもらいたいという初心者の人にもおすすめできる高性能サーバーです。
ロリポップ
ロリポップは、上の2つに比べればリーズナブルなサーバーです。年間約7,000円で利用できます。
2001年から運営をしており、老舗のレンタルサーバー会社ですね。老舗だからこそ、多くのユーザーに利用されており、信頼があります。
元は株式会社paperboy&co.が運営していましたが、GMOインターネットグループの傘下となりました。
料金
ロリポップは、多くのサーバー会社のなかでも格安サーバーにはいる会社です。
WordPressのブログとして利用するのだと、スタンダードプランを選ぶのがいいでしょう。
スタンダードプランだと、初期費用1,500円で月額料金500円、ハイスピードプランだと月額1000円です。
ハイスピードプランの料金はConoHa WINGやXSERVERと同じくらいの価格なので、スペックを考えたらわざわざ利用することはありません。
利用するなら費用を抑える場合にのみ、スタンダードプランを利用しましょう。
表示速度
私はこのブログで「ConoHa WING」を利用する前には、ロリポップの「スタンダードプラン」を利用していました。
その時にPageSpeed Insightsで測った表示速度は80点ほどでした(ConoHa WINGだと98点)。
さくらサーバーの同じ価格帯の「スタンダードプラン」では、30点くらいだったので、ロリポップはこの価格でこの表示速度というのはかなり優秀です。
転送量
ロリポップのスタンダードプランは、1日あたりの転送量が100GBと、以前と比べるとかなり増えました。
数十万PVとかいくと落ちると思いますが、普通にブログをはじめるくらいであれば、全く問題がないくらいの転送量でしょう。
障害
ロリポップの公式サイトの「障害情報」ページには、ひと月に10件程度障害の掲載があります。
ただし、特定のサーバー単体の障害であったり、メールの不具合が多いようです。
私は長年ロリポップのサーバーを使っていて、障害にあったことは今までにはないですが、障害に合っている人はいるようです。
今思い出したのですが、一昨日の夜、ロリポップ で確かに通信障害が起きていました。翌朝には治っていたのですが‥何か関係があるのでしょうか。
web完結サービスの怖いところですね。— ふ (@fukarakaru) March 21, 2020
なんかロリポップやたら重いんだけど障害でも発生してる?
それとも制限かけられてる??— タニユーキ/北海道恵庭市のフリーWebエンジニア (@tnyk0305) March 2, 2020
なぜWPの管理画面にログインできないのかロリポップに問い合わせたら、今データベース関係の障害とのことでした。
ログインできなかったりサイトが表示されなかったり500エラーやデータベース接続確立エラーになってる人はちょっと待ってみましょう。https://t.co/yfnmH3tIDG
— あいぼー君 (@aiboukun) January 21, 2020
安定性という面では、他のサーバーに劣るかもしれませんね。
サポート
ロリポップは以前はサポートがなかったのですが、今はメール・チャット・電話で問い合わせることができます。
電話サポート満足度が98%で、メールでの問い合わせの94%が、24時間以内に返信されており、サポートが充実しています。
試しに以前電話で問い合わせをしたことがあるのですが、すぐにつながったし、対応も丁寧でした。同じような意見がTwitter上にけっこうあります。
#ロリポップ 🍭は、電話のサポートの人がとても親切✨
利用料金もめちゃくちゃ安いし お手軽。今日は高速プランに変更してみたゲド‥どこまで速くなるかな#エックスサーバー おすすめされて使ってみたけど表示は速い!ゲド‥1人の方を除いて、説明が雑で聞いても助けになってくれてないのでヤメタ— あのプク@4垢/カヲル・レイ・アスカ・シンジ (@dqblog_info) April 9, 2020
ロリポップのサポート担当の方のヒントで
サーバーのファイルを見直してディスク使用量が120GBオーバーから
3.4GBに減らせた……。快適なおうち(ConohaWING)に
住みかえなくてもまだまだいけるやん!— たけちゃん@片づけナース&アシスト (@HTorganizer) April 1, 2020
ロリポップの電話サポートは神だった。ありがとうペパボの民。
— ふじお (@fuzio6_4) March 27, 2020
ロリポップは、サポートに関しては何の問題もないと思います。
ロリポップはこんな人におすすめ
- とりあえずブログを始めてみたい
- 費用を抑えたい
- それなりの表示速度があればいい
- ネットの知識がない
- アクセスとかそんなに考えてない
- ブログ初心者
ロリポップは表示速度では若干劣りますが、転送量も十分あり、普通にブログで利用できるサーバーです。
何よりも料金が安いという点を考えれば、試しにブログを作ってみたいという初心者の人や、趣味でブログをやっていきたいという人におすすめのサーバーです。
まずはロリポップでブログを始めて、アクセスが増えてきたら、もっと高性能のサーバーに移転するという方法を取ってもよいでしょう。
タイプ別おすすめサーバー
- 費用を抑えながら性能もいいコスパ万能型:ConoHa WING
- 費用は高くても最強の安定性:XSERVER
- 費用を抑えてとりあえずブログを作るなら:ロリポップ
サーバーを選ぶ時のポイント・考え方
ここまで、ブログを作る時におすすめのサーバーを紹介してきました。
ブログのサーバーを選ぶ条件としては、「コスパがいい」「ページの表示速度が早い」「利用時に戸惑わない」を重視するのがよいと説明しました。
これら以外にも、ブログのサーバーを決める前に考えておいた方がいい、重要な要素があるので説明しておきます。
目的を考えておく
ブログのサーバーを選ぶ時には、そのブログの目的を明確に定めましょう。
ブログに広告を貼って稼ぐのか、ブログでアフィリエイトをして稼ぐのか、趣味でブログをするのか、とりあえず試しにブログを作ってみるのか、自分を紹介するためにブログを作るのかなど、目的を決めましょう。この目的ごとに、選ぶべきサーバーが変わってきます。
例えば、ブログに広告を貼った場合にはPVをたくさん増やさないといけません。ですので、転送量の多い、ConoHa WINGやXSERVERを選ぶべきです。
趣味でブログを運営するとか、試しにブログを作ってみる、自分のブランディングのためにブログを作る場合には、そんなにPVが多くなることは考えられません。表示速度もそこまで重要ではありませんので、価格を抑えるためにもロリポップで十分でしょう。
このようにブログの目的ごとに選ぶサーバーが変わってきますので、まずは目的を決めておきましょう。
アクセス集中の対策ができるサーバーを選ぶ
アクセスが集中すると、サーバーがダウンしてしまい、ブログが表示できないということになります。
ブログを運営していると、SNSで拡散されたりニュースに関連する記事がバズることがあります。貧弱なサーバーを利用してしまうと、気づいたらブログが落ちているということになるので注意が必要です。
PVが増えるせっかくのチャンスを、サーバーダウンで失うのはもったいないですよね。
ブログでアクセスを増やし稼ぎたいという場合には、転送量が多く、処理性能や耐負荷性が高いものを選びましょう。
複数ブログを運営するか?
サーバーごとに、ひとつのサーバーで利用できるドメインの数が決まっています。
利用できるデータベースがブログごとに必要なので、その数をチェックしておきましょう。ConoHa WINGだと60個、XSERVERだと50個、ロリポップだと30個です。
また、ブログを複数作りたい時には、マルチドメインが希望の数だけあるものを選んでおかなくてはなりません。
ちなみに、ConoHa WINGとエックスサーバーは無制限で、ロリポップのスタンダードプランだと100個です。これだけあれば、基本的にどのサーバーを選んでも十分でしょう。
管理画面は使いやすいか
管理画面の使いやすさというのも、以外と大事です。
ブログの初期設定では、DNSの設定やサーバー情報の確認、SSLの設定など、何かと管理画面を使うことが多いです。
なるべく見やすく、操作が分かりやすい管理画面のものがいいでしょう。
また、WordPress簡単インストールや簡単移管の機能があるサーバーを利用するようにしましょう。
他のサーバーを使った感想
私はこれまで、お客様のサイトや自分のブログのために、20以上のサーバーを試してきました。
さくらのレンタルサーバー、ロリポップ、エックスサーバー、ファイアバード、ConoHa WING、ColorfulBoxなどなど、色んなサーバーを利用しました。
正直、これらのレンタルサーバーのなかには、クソのような品質のサーバーを平気で貸し出しているところもありました。
皆さんにはそういったサーバーにひっかかってほしくないので、そういったサーバーを紹介しておきます。
さくらのレンタルサーバー
さくらのレンタルサーバーの「スタンダードプラン」を利用したことがありますが、正直最悪でした。
価格はロリポップのスタンダードプランと同じくらいなのですが、性能ではロリポップの250円のプラン「ライトプラン」と同じくらいでした。
PageSpeed Insightsだと30点くらいっていう…。正直さくらのレンタルサーバーを使うのはやめておいた方がいいと思います。
スターサーバー
ロリポップと同じくらいの価格だと、スターサーバーを利用したことがあります。
スターサーバーのスタンダードプランを利用したのですが、正直なところ結構よかったです。
転送量や容量もロリポップと同じくらいありますが、若干重くなるような感じがしたので私は利用をやめました。
ただ、今では改善しているかもしれないので、ロリポップを使う場合はスターサーバーを利用してもいいかもしれません。